OSK 59BS11 Agatoronic M and Kシリーズは低周波誘導炉を内蔵し、インベストメント鋳造を用いたジュエリーの鋳造に適した真空圧鋳造装置です。
型番:OSK 59BS11
◎特徴◎
- 工業オートメーションにおける最新のソリューションをベースに設計されたマイクロプロセッサー制御装置がプロセス全体を管理します。
- 制御装置のコミュニケーションは7インチTFTタッチパネルで行なわれます。
- 全自動タイプ Agatoronic Kは鋳造プログラムと呼ばれるプログラムされたアルゴリズムで実行され、ユーザーが行う作業は[るつぼに合金を充填する]、[フラスコをチャンバー内に置く]、[STARTキーを押す] に限定されます。
- 開始後、3-4分後に鋳造チャンバーが開きシグナル音で通知されます。
- フラスコが充填されて15分後、フラスコを水に浸けるよう制御装置から指示が出ます。この自動制御ソリューションはジュエリー鋳造における経験が無いユーザーでも簡単な15分程度のトレーニングで装置の操作を可能にします。
- バイブレーター機能はフラスコが液体金属で充填される間、鋳造チャンバーを定周波で振動させ、これによりフラスコへの充填プロセスの加速と合金の均質化に有効となります。
- Agatoronic M/Kは10kWの低周波発生装置を装備し、1-2分でるつぼの金属の溶融を確実に行います。同時にパワフルな発生装置は電磁場による液体合金成分を協力に攪拌・混合します。
- 底部ストッパーが可動するグラファイトるつぼを使用した場合、より大きな鋳造合金を入れるスペースが確保できるようになります。これが重要となる点は50/50鋳造において(例:50%ピュア金属、50%鋳造ツリーコアからのスクラップ)内部のスペース増加により、鋳造材料を切断したりるつぼ造粒したりの準備プロセスが省略できるようになることです。
- もう一つの特色ある機能はマスカルキュレーター(重量計算)です。テストと鋳造ツリーのトータル重量から、ピュアメタルと合金添加物の重量を得ることが出来ます。
◎仕様◎
型番 OSK 59BS11 | Agatronic M | Agatronic K |
制御タイプ | 半自動 | 全自動 |
定格電圧 | 三相 AC200V 50/60Hz 外部UPトランス (200V/400V)使用 |
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定格電力 | 10kW | |
最高使用温度 | 1200℃ | |
るつぼ容量 | 280cm3 | |
バイブレーション機能 | オプション | |
電磁場攪拌・混合 | 標準装備 | |
フラスコサイズ | 径120 x L300mm | |
鋳造プログラム数 | 無し | 30 |
造粒機能 | 標準装備 | |
外寸法 | 約65 x 80 x h120cm(トランス別) | |
重量 | 約200kg (トランス別) |
◎必要 Utilities(電源以外)◎
- 給排水
- 保護ガス Ar
- エアーコンプレッサー
- 真空ポンプ