燃焼法により、サンプル中の炭素、水素、窒素、硫黄、酸素を測定します。
型番:OSK 50WQ EMA502
◎特徴◎
1.複数の元素の分析課題に1台の機材で対応可能です。
・1台で有機マトリックス中の炭素、水素、窒素、硫黄、酸素を定量できます。
・ 1サイクルで複数サンプルの燃焼や熱分解を行うことができます。
2.応用性と生産性
・電子制御式オートサンプラーは30サンプル用ディスクを3枚まで追加可能なので大量の試験を自動化できます。
・専用コネクションパネルを使い炭素・水素・窒素・硫黄モードから酸素モードにシームレスに切替可能です。
・ヘリウムとアルゴンをキャリアガスとして使用可能です。(※キャリアガスは別途準備が必要です。)
3.卓越した信頼性と精度
・専用開発のTCD(熱電導率検出器)により、Velp社での過去最高の精度と信頼性を実現しました。
・固体、ペースト、液体試料に対して、数ppmから100%まで精密な測定が可能です。
・ガスクロマトグラフィー技術により、元素の完全分離とリアルタイムでのピークデータの取得が可能です。
4.高い操作性
・高性能な専用ソフトウェアEMASoft™による直感的な操作で測定ができます。
・クラウド経由で離れたところからでもリアルタイムで監視可能です。
・結果レポート自動作成装備。
5.ワークフローの効率化
・VELP Ermesクラウドプラットフォームへ専用接続することにより、柔軟なデータ管理環境を構築でき、
便利なリモートサービスサポートにより最大の作業効率を実現します。
◎分析プロセス図◎
- 炭素・窒素・水素・硫黄測定
- 酸素測定
◎仕様◎
型番 | OSK 50WQ EMA502 |
測定元素 | 炭素、水素、窒素、硫黄、酸素 |
測定方式 | 炭素、水素、窒素、硫黄: 燃焼 、酸素: 熱分解 |
測定時間 | 炭素、水素、窒素、硫黄:12分~ / 酸素: 6分~ |
検出器 | TCD (熱伝導率検出器) |
試料量 | 最大 100mg (炭素含有量に応じて) |
オートサンプラー機能 | 最大 4 枚のディスク、各 30 ポジション (最大 117 サンプル) |
測定精度 | ≤0.2% |
炭素分析範囲 | ヘリウムの場合は 0.001 ~ 20mg、アルゴンの場合は0.01 ~ 20mg |
水素分析範囲 | ヘリウムの場合は 0.001 ~ 5mg、アルゴンの場合は0.01 ~ 5mg |
窒素分析範囲 | ヘリウムの場合は 0.001 ~ 20m、アルゴンの場合は0.01 ~ 20mg |
硫黄分析範囲 | ヘリウムの場合は 0.01 ~ 6mg |
酸素分析範囲 | ヘリウムの場合は 0.005 ~ 6 mg |
キャリアガス | ヘリウムまたはアルゴン (炭素・水素・窒素測定にはアルゴン) |
燃焼 、熱分解温度 | 炭素、水素、窒素、硫黄: 1030°C/ 酸素: 1060°C |
接続性 | USBポート経由RS232接続 |
遠隔制御 | PC に接続された Wi-Fi または LAN 経由で可能 |
データインテグリティ対応 | 米国FDA 21 CFR PART 11 準拠 |
電源 | 570 W |
寸法 (幅 x 高さ x 奥行) | 500 x 510 x 410 mm (H 680 mm オートサンプラー含む) |
重量 | 45 kg |
◎標準付属品◎
- OSK 50WQ EMA502 元素分析装置
- 取扱説明書
- 保証書
- 充電器
- 電源ケーブル
- サンプルホルダー
- 高温部密閉用グリース 30g 1本
- 高吸収パウダー 10g 1本
- PC用USBケーブル 5m 1本、RS232Cケーブル 1本、USB-RS232Cアダプタ1個
- EMASoft™ ソフトウェア
- VELP Ermes 1年使用許可
- オートサンプラー用ディスク 1枚、ガスケット1個
- サンプル用ホイル製カップ 150個
- 各種接続用部品類(SS製パイプΦ2×1mm、2m長 2本、SS製ナットM6×0.75mm 4個、他)
- 各種工具類(ピンセット、ヘラ、ラジペン、レンチ、じょうご 他)
◎オプション◎
- オートサンプラー用追加ディスク (2枚、3枚、4枚)
- 炭素・水素・窒素・硫黄分析用キット (A00000432)
- 酸素分析用キット (A00000433)
- 元素分析装置用の 21 CFR PART 11 パッケージ