・この大容量炉は、200°F(約93℃)~1950°F(約1065℃)の温度が要求される各種熱処理プロセスに使用可能。チャンバー内の空気は、天井に取り付けられた6枚羽根の軸流ファンによって循環され、温度の均一性を確保。オプションで4ゾーン制御を採用することにより、最高2250°F(約1232℃)の仕様にも対応可能。

型番:OSK 33DS C9シリーズ
◎特徴◎
① 温度制御
- Cress製電子制御装置を搭載。
- 制御器、コンタクタ、ファンモーターはすべて配線済みで、電源接続のみで使用可能。
- ドア開放時に自動的に加熱を停止するリミットスイッチを本体に装備。
- バックアップ制御系(独立したコンタクタと熱電対)も標準装備。
- プログラム制御器およびレコーダーもオプションで用意。
② 加熱素子
- 高耐熱性のクロムニッケル線を、巻線状にして炉壁とドアの溝に設置。
- チャンバー全体を均一に加熱し、温度の偏差を最小限に抑制。
- ソリッドステート無電圧スイッチにより、加熱要素への電力を正確に制御。
③ 構造
- 炉体は厚鋼アングルフレームにて構成され、外装は18ゲージ鋼板で覆われ、グレーハンマートーン塗装仕上げ。
- ドアは垂直上昇式で、カウンターウェイト付きのレバー構造により軽い操作で開閉可能。
- 閉鎖時はドア自重によりレンガ面が密着し高い密閉性を確保。
- Kaowool®製ロープシールをドア接触面に使用し、断熱性を強化。
- ドアの熱面がオペレーターの反対側を向いているため、やけど防止にも配慮。
- 炉壁・ドアともに4.5インチ(約11cm)の高品質断熱レンガと1.5インチ(約4cm)のブロック断熱材を組み合わせた構造。
- アーチ状の屋根構造により強度を向上させ、ファン設置スペースを確保。
- 断熱性と厚みのバランスにより、加熱スピードの高速化と保温性の向上を実現し、経済的な運転が可能。
◎仕様◎
型番 OSK 33DS | C9-A | C9-B | |
最大間欠使用温度 | 1950°F(約1065℃) | ||
最大連続使用温度 | 1750°F(約954℃) | ||
チャンバー寸法 | 幅 | 36 in(約91cm) | 48 in(約122cm) |
奥行 | 36 in(約91cm) | 48 in(約122cm) | |
高さ | 36 in(約91cm) | 48 in(約122cm) | |
本体寸法 | 幅 | 52 in(約132cm) | 64 in(約163cm) |
奥行 | 65 in(約165cm) | 77 in(約196cm) | |
高さ | 78 in(約198cm) | 90 in(約229cm) | |
重量 | 2400 lb 約1088 kg |
5500 lb 約2495 kg |
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入力電力 | 27 kW | 72 kW | |
電源 | AC 200V 三相 、50/60Hz |
※1 記載の寸法および重量は、米国メーカーの仕様に基づき、in および lb 表記から国内向けに cm および kg へ換算した 参考値です。実際の数値は若干異なる場合があります。
※2 製品仕様は予告なく変更される場合がございます。
◎標準構成品◎
- OSK 33DS C9シリーズ 1065℃ 特超大容量電気炉 本体
- 取扱説明書
◎オプション◎
- 最高温度 2250°F(約1232℃)仕様への変更
- 加熱コイルのプレート埋込構造
- 加熱コイルのプレート構造